EZOライダーレポート  Vol.374
2018年9月04日~06日

イベント終わりの賑やかさ。危機を乗り越えるEZOライダー。

2018年のBikeJIN祭り北海道も無事に終わり、いつものEZOライダーに戻ります。
BikeJIN祭りで知り合った方々もEZOライダーハウスに来てくれました。
そして、北海道胆振地震が北海道を窮地に追いやります。
そんな中でも元気に危機を乗り越えるEZOライダーの姿をお送りします。


バイク議員、松波健太さんが来てくれました。
               
ブラックアウトの夜。EZOライダーは元気です。
                   


     
     
9月4日(火)
釧路市内に到着しました。

今日は年々もお付き合いのある、佐賀県からお越しのライダーに会いに行く。
釧路市内のホテルでその方はお待ちです。
朝早く、レンタルバイクをお届けです。
 
  前乗りして釧路観光。

佐賀県からお越しのライダーは今回は前乗りしています。
新しく就航したピーチアビエーションの関空~釧路に乗りたいと言うリクエスト。
前日はイベントの帰り道だったので。。。。
お馴染みのくまの家です。

佐賀県のライダーは和商市場、釧路のくまの家で舌鼓を打ちました。
予定していたダーツバージ・ランスには辿り着けなかったそうです。
酔っぱらっちゃってね。
 
   レンタルバイクはドラッグスター。

昨年までは愛車のCB1300SFを運んでいました。
今回はレンタルバイク。
走るコース、停まるところ、宿泊するところ。
全てセンムのプランニングで北海道ツーリング。
ロールプレイングゲームのようですね。
     
     
  久しぶりの山崎コウエイさんです。
 
 
佐賀県伊万里市の山崎コウエイさん。

前職の会社の名前がご自身の名前と同じと言うことで、5年前にお付き合いが始まった。

ご自宅から愛車を北海道へ運んで、お客様は飛行機で。愛車は北海道で合流。

そんなサービスを提供していた。

山崎さんはバイクの輸送だけではなく、飛行機の手配、走るルート、停まるポイント、食事するところ、泊まる宿。

全てをセンムにお任せでオーダーしてくれた。今回もそう。

長年、センムが走った軌跡を追って走っていただいたが、まだ走ったことがない道も走ってもらったこともある。

今回は5泊の北海道滞在をEZOライダーハウスで3泊、西興部のGA・KOPPAさんで2泊の予定。

「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」が聞ける、第二の故郷のコンセプトで旅してもらうことにします。 
     
     
釧路市内で一番大きな工場。

の、はずです。
釧路市大楽毛辺りにあります。
大楽毛って、「おたのしけ」って読みます。
 
  国道240号、まりも国道。

釧路市から美幌町を結ぶ国道。
釧路側では釧路湿原の中を通るように道路がある。
阿寒町を超えると適度な山道になり、阿寒湖温泉に行けます。
釧路空港にバイクの回収。

前日の夜に乗り捨てられたレンタルバイクを回収。
そろそろレンタルバイクの予約も少なくなってきました。
 
   今シーズン2度目のオイル交換。

山梨県から来た、望月くんが乗るモトグッチV7です。
先月、オイル交換に来てからすでに、3000キロ走りました。
8万キロ以上走っているバイクですが、手入れがいいのでキレイです。
でも、財布の中には1万円のみになったそうです。
     
     
  川湯観光ホテルの中嶋社長と。 望月くんは現地の川湯観光ホテルでアルバイトする面接です。
 
 松波健太さんのハーレーのサイドバッグが擦れているのを改善しました。 松波さんはBikeJIN祭り白老から約束通り来てくれました。
     
     
望月くん思案中。

仕事内容は掃除係か、食事係。
短期アルバイトならではの、まあまあな時給。
一生懸命考えています。
その間、松波さんが中嶋社長にインタビューしています。
松波さんは元衆議院議員でその前は新聞記者。
 
   よろしくお願いします!!

まあまあな時給、三食、宿舎つき、温泉入り放題。
願っても無い好条件で、望月くんは快諾して入社です。
EZOライダーで面接するのも面白いね。
こんな素敵なライダーハウスないわ!

北海道のツーリングをサポートし、就職先まで斡旋できるライダーハウス。
そんなフレキシブルな対応に、松波さんも感動していただきました。
中嶋社長も足を運んで社員やアルバイトを探しています。
 
   お祝いの宴を。

中嶋さんムックリの達人でもあります。
アイヌの文化を身をもって知るためにムックリを猛練習。
少しだけ披露していただきました。
初めて見るムックリだこ。

ムックリを新権に練習していたのが分かります。
いろんなタコを見たり経験したりしていますが、ムックリだこは初めて。
チェックインが始まります。

おかげさまで今日も満員御礼。
ピーシゲの友達?弟子?のショウちゃんも来てくれました。
でも何でショウちゃんって言うのかな?
仲の良い二人です。

かなり本気で締め上げています。
センムもビックリしています。
 
   前川さんが来たぞ!

今年は諸々の事情があって来れないと言っていた前川さん。
でも、北海道に、EZOライダーに来ないとおかしくなりそうです。
今回はお母さまを召し使えて自家用車でEZOライダーです。
例のごとく、ママにお土産をたくさん持ってきました。
お召替えが終わりました。

ピンクのEZOライダーティーシャツで現れた前川さん。
「ちょっと、着替えてきます」 と着て来たのは黒のEZOライダーティーシャツ。
EZOライダーが大好きなライダーです。今回はパッセンジャー。
 
   センムにお土産。

前川さんの「ついで」に出てきたセンムへのお土産?
美味しいものです。いただきます。
でも、ママと大違い。まあええわ。
お~田崎さんが来てくれたぞ!

バイクが大好き過ぎてモトブロガーになった田崎さん。
憧れのユーチューバーです。プロのギタリストでもあります。
田崎さんを見ていると、「天は二物以上与えはったな・・・」って思います。
 
   みんなで、丸八食堂に来ました。

期待されていた三三五五のEZOライダー飯にありつけず。
でも、丸八食堂さんが元気に開店しています。
川湯温泉は居酒屋、炉端、喫茶店、スナックがありますから大丈夫。
田崎さんも取材中です。
異色なお二人ですが。

一昨日のBikeJIN祭り白老で知り合い、仲良くなりました。
シメのラーメンを半分こしています。
   
   いいリアクションですね。

松波さんも田崎さんもカメラを向けるとピシッとポーズをとってくれます。
松波さんには国政のことやバイクの法律のことを勉強させてもらい、
田崎さんには動画の取り方、テーマの作り方などを学んだ。
本当に貴重なお時間をありがとうございました。
     
  
     
     
9月5日(水)
定休日じゃない水曜日。


お泊りのライダーがたくさんいるのでお休みは返上。
いろんな出会いがあるから全く苦になりません。
今日はお見送りも出来ます。
 
   松波さんに取材してもらった。

松波さんのコラムに北海道をテーマにしたものがある。
その取材のためにご自身の写真も必要です。
センムが写真を撮り、画像チェックしてもらってます。
撮影も無事終了。

本格的にレフ版を出してキチンと写真を撮らせていただきました。
モデル=松波さん、カメラマン=センム、撮影助手=ママ。
即席チームが写した写真はどう使われるのか楽しみです。
   じゃあ~また来てくださいね。

松波さん、この後は音威子府村に近いところまで走ります。
ただツーリングしているのではなく、取材しながらツーリング。
元衆議院議員でも国政に携わったことのある方は忙しいのです。

     
     
  浦井くん道東ツーリング♪ 2連泊をいただいている静岡県からお越しのGSX-S1000です。
 
 コウエイさんは3連泊のEZOライダー。  今日は開陽台~羅臼~ウトロ~網走のコースです。
 
 杉田さんとナベちゃんは5連泊です。 ちょっと遊んできま~す。
     
     
台風の大風の影響。

木が倒れるほどの風が吹いていたいつか。
気が付いたらボビーがベンチから落ちてバラバラになっていました。
犯人はいつかの風のバラバラボビー事件。
 
   緊急オペをします。

数日前なんだよな~。バラバラになって数日経ってます。
でも、バラバラになったパーツがちゃんと揃っています。
助かった~。(ボビー談)

まあまあ、イイ感じにオペは成功です。
痛々しいギブスはしばらくこのままにしておきます。
   気持ちよかったですか?

モトショップライド組の杉田さんとナベちゃん。
毎年、慰安旅行と称して2週間ほど北海道に滞在します。
暗くなる前に帰ってくる。北海道の掟を熟知しています。
木下さん、サンダーバード2号。

え?ラダーレール使わないんですか!?
あ~大丈夫、大丈夫。
習うより、慣れろってこのことか。
 
   村瀬さん、ご到着。

今回で何度目のEZOライダーだ?
って分からなくなるほどEZOライダーに通ってくれる名古屋の人。
いいティーシャツを着てますね~
みんなで三三五五。

やっぱり、川湯温泉に来たらEZOライダーと三三五五はセットで。
バイク乗りの大将が腕を振るうEZOライダーメニューが待ってます。
村瀬さんも何度来ても飽きないと言うことです。
 
   若く見える浦井くんだが・・・。

若く見えるので浦井くんと呼んでしまいます。
どう見ても20代後半か30代前半?
こう見えて38歳のアラフォーです。
酒好き、脂っこいもの好きのややオッサンです。
     
     
おや?今日はカキフライがトッピングの具もりもりシーフードカレー。 
     
  
     
     
夜明け前の、3時7分59秒、後に胆振東部地震と名付けられた大きな地震が発生。

ブラックアウトと呼ばれた北海道全域の大規模停電が矢継ぎ早に発生した。

朝起きて避難通路を示す明かり以外は全て消えていた。

電気の無い生活。。。それは不安でたまらないはず。。。でも、EZOライダーは大丈夫。 
     
     
9月6日(木)
晴れ渡る空の中。


携帯のニュースが厚真町を震源地とする大きな地震があったと報道。
そのため、大規模な停電が起きていると知る。
300キロ以上離れた川湯温泉は停電以外の被害は無い。
   
   この晴れ渡る空の下で。

地震で崩れた山の土砂の下で家族が埋まっている方もおられる。
阪神淡路大震災、東日本大震災を経験しているセンムは、
被災者の悲しみに胸を痛めます。
まずは、動かず情報収集。

まずは、情報収集が一番大切です。
真っ先にコンビニやスーパーに買いだめに行くのは止めた。
村瀬さんは無銭飲食のティーシャツがお気に入りのようだ。
ナベちゃん、おはよ~。
 
   おっと、カブりましたね。

この画像のコメントは差し控えます。
オモシロすぎてwww
川湯の出光は給油オッケー。

いつもガソリンを入れているホクレンは電気が無いとダメ。
緊急車両の燃料に影響が無いか確認してハイエースにも給油。
非常電源がサンエナジーさんには備え付けられています。
燃料は東日本大震災での教訓がありますから、早めに入れておきます。
 
   信号も消えています。

当たり前の話ですが、停電ですからね。
まあ、暗いこと考えていても仕方ないので、いつも通りにします。
ここは、道東の弟子屈町川湯温泉ですから。
     
     
  予定通りレンタルバイクをしてくれます。 計画ルートの道路の安全、食料の確保などが確認出来ました。
 
 
     
前川さんは次の目的地へ。

行き先の安全がある程度確保された。
ただし、電話もつながりにくいので、インターネットと言う、一方通行の情報。
まずは、前川さん気を付けて行ってらっしゃい。
 
   電気が無くても平気だぞ。

そうです。まあまあ大丈夫。
ただし、不要不急なお出かけは今のところ止めておこう。
ここでは、情報の整理などをしています。
停電の復旧の見込みがないですからね。
お!そりゃそうだ。

電気というモノは人間に必要不可欠なものになっています。
預けている自分のお金だって引き出せないし、
大事な書類を送ることすら出来なくなってしまう。
改めて電気の大切さを痛感する。
 
   ところで、鉄道はどうなってる?

不要不急ではなく、情報収集に川湯温泉駅に行きます。
空は晴れているのに、心は不安がぬぐい切れません。
やっぱり、止まっている。

鉄道ルートで川湯温泉を目指してくる旅人は多い。
その鉄道が運行されていないとすると、二次被害が心配だ。
空路、陸路が絶たれると旅を諦める人が増える。
キャンセルラッシュの二次災害。
野宿を決定する旅人も。

どうせ使われない駅舎でしょ? 的な考え方かな?
この野宿を決めている若者に、EZOライダーハウスにお誘いしたが、
来るかどうかわからない。モラルが問われる。
みんなで昼食を摂ります。

電気が無いので、炭を出してきました。
バーベキューなどと浮かれてはいません。
キチンと食事を摂らないと、前向きな考えが出来ません。
川湯温泉の街の人も出てきました。
 
   みんなで話し合った結果。

電気が無いんです。
数時間も経てばセイコーマートの冷蔵品は廃棄処分。
そうなる前にキチンと買って食べます。多くは買いません。
ココマスからは冷凍したお魚をいただきました。
冷凍したものも、一気に解凍に向かうので、そうなる前に食う。
みんなで協力して。

そうです。こういう時こそ、「みんなで」って大事だと思います。
川湯観光ホテルをチェックアウトした女性ライダーもみんながいるから安心。
ピーシゲも心配でEZOライダーにきました。・・・奥さん大丈夫か?
   
   EZOライダーにお泊りの人、全員集合。

不思議ですね。こうして、みんなと居ると安心です。
断片的に入ってくる情報を少しずつ整理することもできます。
心もお腹もゆっくりと満たされていきますね。
テントを出して、発電機も出して。

中村さん、代ちゃんが発電機を持ってきました。
発電機はみんなの、携帯電話を充電するためです。
ガソリンはEZOライダーレンタルバイクから抜くこともできます。
みんなに少しでも安心して、明るく過ごしてもらおうと思います。
 
   インバータを繋げて。

元電気技術者の中村さんの発案です。
どうやら、電話の回線は生きているようです。
バイクのバッテリーからインバーターを繋げて、
電話の主装置と電話機を動かします。
携帯電話が繋がりにくいので、安否確認とお泊りの予約の対応をします。
無事に戻って来たよ。

本当にありがとうございます!
こうしている間にも、キャンセルの電話が相次いでいる中、
予定通り旅を楽しんでおられるご夫婦もいます。
私だったら、こうする。自分たちも楽しいし、お店にも喜んでもらえる。
 
   加藤水産からタラバガニが届いた。

川湯温泉にある生きたカニを売る水産会社、加藤水産。
水槽の、ブクブクが数時間止まっているのでカニが全滅寸前。
即席EZOライダー屋台に提供してくれました。
     
     
 EZOライダー屋台が開店します。 三三五五で今日の分を仕込んだ食材を持って来て。お多福食堂さんからはおにぎり。スナックCOCOからはお野菜。ざっくばらんからは氷をいただいた。
 
 
 この日、ホテルでも食事が提供できないとか、温泉が入れないとか。
 
 
 西澤商店に生ビールを注文しました。  左から、杉田さん、味楽寿司の大浦さん、根本さん、浦井くん。明るく行こうぜ!
   
     
代ちゃん、本気で料理してます。

即席の屋台営業なので、お値段はいつもの3割引きから半額で提供。
それでも、お店で提供するのと同じレベルで作ります。
サンマは新物、サバは釧路産のプリっぷりのもの、カレーもあります。
EZOライダーにお泊りのお客様も喜んでいただけました。
   
   ナベちゃん飲み物係。

モトショップライドからは、サッポロクラシックを提供。
氷で冷やして、コンビニと同じ値段で提供します。
EZOライダーからはソフトドリンクと本気の生ビール。
川湯温泉では水道が止まらなかったので安心しました。
     
     
  EZOライダーだけ明るい川湯温泉。 ホテルにお泊りのお客様もボチボチと出てきました。
     
     
真っ暗なEZOライダー談話室。

真っ暗ですが、ロウソクやレンタルサイクルのライトなどを使って明かりを確保。
センムは表で生ビールを注いでいる間、ママが施工したものです。
女の人の方が冷静沈着ですね。
 
     ロウソクをてんこ盛りに着火。

お泊りのお客様の人数分か?
いやいや、ママはそんなケチではありません。
冬のEZOライダーの雪灯篭のようにしてやろうという計画。
お泊りのライダーも協力してくれました。
普段なら1本2千円以上するもの。

極太タラバガニの足を職人がさばき、炭火で焼いて食べる。
それがなんと!500円!
捌いて焼く手数料だけいただいているレベルのお値段です。
こんな状況でもタダにしない訳、分かります?
   
   あまりの大きさに。


お~っと言うどよめきが起こりました。
みんな注文するより、写真を撮る方が多いです。
極太タラバガニ炭火焼きは一気に完売しました。
ベトナムから来た旅の人も。

川湯パークホテルにお泊りの学生たち。
フランクフルトを10本買って二人で食べていました。
その食欲に、代ちゃんも作って良かったと言ってます。
お互いハッピーな瞬間だね。
 
   女子旅の3人組は。

こんな状況でも、こんなに楽しくしていただけるなんて!
北海道の人ってすごい!元気をいただきました!
お食事を諦めかけていたらしく、、、本当によかったね。
   
   
     
     
  午後11時ごろ、EZOライダーの電気は復旧しました。 まだ、道の向こう側は復旧していませんでした。
     
 
 
 
こんな時に旅行するなんて不謹慎?

思わず首を斜めにしてしまう言葉だ。

その旅行は何処に行くのでしょうか?

今回の地震で震源地でスコップを持って埋もれてしまった人を捜索している方の横に行けば邪魔だし、文字通り不謹慎だと思う。

苫小牧港のフェリーを降りて、ひび割れ、地割れした道路を選んで旅をするなら、危険だし、不謹慎だと思う。

私は阪神大震災の時、大阪市淀川区と言う被害の大きかった尼崎市の隣の町に住んでいた。

両親や兄弟や友達がいるのは、これも被害が大きかった宝塚市だ。

震災の翌日、家にあったカセットコンロとボンベ、子供用の下着、ティッシュペーパーなどをGPZ400Rに満載に積んで宝塚に向かった。

道路は寸断されていたり、落ちて渡れない橋がいくつもあった。通った道は地割れした武庫川沿いのサイクリング道路だった。

宝塚市の避難所に両親を訪ねたが、どこに居るか分からない。どんどん、時間が過ぎる。その避難所に荷物を託す。あげたんだ。

それから、幾度となく宝塚に走った。亡くなった同級生や後輩の話も聞いた。

そしてすぐに公的機関の要請で、救援物資、復興物資を持ってトラックで神戸市内に入る。夜になると暗闇に人がいる。火事場泥棒。

そんな神戸も今じゃ立派な街に蘇った。少しでも役に立てたと思う。今でも、神戸を通過するときは何かしら、お金を使うことにしている。


そして、東日本大震災。

震災から4日目に公的機関の要請で道路先見隊のオートバイをつめるだけ積んで被災地、仙台市に向かう。

バイクの上には、これも積めるだけの毛布と布団。途中の福島県国見峠辺りでは息をするのもためらわれた。

名取市で1台のバイクを配達した時、伝票にサインをする間も惜しんで、海に向かって妹を探しに行った男性がいた。

仙台港では流された車のドアに「○」や「×」がスプレー塗料で書かれている。後で意味を知ることになる。

塩釜市の病院では正しく戦場のようなありさまだ。

でも、同じ仙台市でも山の方はいつもと同じ。ガソリンスタンドに長蛇の列が出来ているのが被害と言えば被害。


熊本の地震では、地震の前に仲間と九州ツーリングをし、翌年2017年にも九州ツーリングをして、思いっきりお金を使った。


今回の地震で亡くなられた方への哀悼の意は心の底から湧いてきます。

阪神大震災で亡くした友人への思い出。仙台港で見た「○」=人はいない。「×」=中に人がいる。

人の命の尊さを分かっています。

でもね。連日報道される震源地の現場だけをテレビで見て、「旅行するのは不謹慎だ」は、無いと思います。

痛ましい現場の映像を流して、不安要素を掻き立てて、購買意欲をそそる。

そんなプロパガンダにやられてしまった人が選択する「自粛・不謹慎」・・・。

その、自粛によってジワジワと私たちの生活が脅かされています。

後の9月16日に発表された観光被害、宿泊キャンセルが94万人、被害総額292億円。 宿泊だけの被害の数字。

EZOライダーは宿泊、レンタルバイクともに被害の対象だ。
 
 
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