EZOライダーレポート  Vol.119

2011年11月26日〜11月30日
なぜ?EZORIDERは川湯温泉なのか?

数日間の川湯温泉滞在のメインは「あたらいい湯治」のシンポジウム。
バイクヒッチハイクサービスがなぜ川湯温泉を拠点とした営業所を立ち上げたのか?
なぜ?川湯温泉でなければならないのか?
その裏付けともなる今回のシンポジウムです。



羅臼町にバイクのピックアップにも行きました。
         
快晴の川湯温泉。この道は何年経ってもこのままであってほしい。

11月26日(木)
ピーカンに晴れた青空。

すがすがしい青空で始まった川湯温泉の朝。
今日は川湯温泉が変わるかもしれない?大切な日。
ご覧のように木々の葉は全て落ちちゃってます。
         
             元気な!なおみさんがお出迎え。

雪ん子スタイル?でお出迎えのなおみさん。
今日、川湯温泉ふるさと館で行われる、シンポジウムのアシスタントです。
             

      
笑顔と元気があふれる温泉の町づくりのシンポジウム  「あたらしい湯治」
温泉が持つ治す力。人が持つ治る力。それらを紡ぐ医療。
湯治と言う日本古来からあった治療スタイルを現代風にアレンジし、「安らぎの中で心から健康になって行く」・・・・そんな滞在型の温泉治療はいかがですか?
自然のパワーと温泉の恵みあふれる弟子屈の町で、「あたらしい湯治」についての夢を語り合いましょう!

基礎講演 「温泉療法とヘルスツーリズム」  北海道大学大学院  大塚吉則教授
ランチョンセミナー 島根県飯南町  松田辰志参事  および  日本医科大学 脳神経外科医局長 田原重志医師
講演 「新時代の湯治、自給自足と共栄共存の社会を目指して」  川湯の森病院  齊藤浩記理事長
      
             

あたらしい湯治セミナーの立役者。

今は川湯の森病院の看護師さんの坂巻さん。
アロマと医療の融合を切に訴えるパワフルな女性。
実は坂巻さん、札幌から川湯に住み着いた一人でもあります。
川湯温泉っていいところなんですよね。
 
           
           川湯温泉と統合医療。

堅苦しいテーマにも思えますが、
EZOライダーがなぜ川湯温泉を選んだのか?
その裏付けが明らかになる気がする。
ただ、この場所がいい・・・だけではない、根拠があるはずだ。
弟子屈観光局長、根津会長のあいさつ。

根津会長は川湯温泉の老舗ホテル 御園の社長でもある。
今まで川湯温泉にはたくさんのチャンスが訪れたが、
今回の試みは今までにない画期的なものであると力説する。
         
          弟子屈町長 徳永町長のあいさつ。

川湯温泉で生まれ育った徳永町長からは、川湯温泉の歴史が語られた。
昔の湯治は川湯温泉に1週間ほど滞在するものが多かった。
昔の湯治は開拓馬のキズを癒すことが主体であった。
開拓者、農業従事者など1ヶ月に5万人の人が川湯を訪れた時代もあった。
大塚教授の講演。

北海道大学で自然療法を用いた疾患治療法の研究など多数。
川湯温泉がいかに素晴らしい土地、温泉なのかを講演していただいた。
川湯温泉・・・ここに来るだけでも自然療法の観点から意味があると言う。
 
           
             松田参事の講演。

遥々島根県飯南町からこの講演の為に来ていただいた、松田参事。
島根県飯南町は数奇な温泉は無いものの森の持つ力は、
川湯温泉以上の物があると言う。一度行ってみることにしよう。
齊藤院長の講演。

埼玉県で開業医を営んでいた齊藤先生。
今年晴れて、弟子屈町民になり、川湯温泉で本格的な統合医療に取り組む。
川湯温泉の泉質は世界的に優れていて、アンチエイジング、治療効果があると言う。
川湯温泉に蔓延する硫黄山の硫化水素が活性酸素を吸着する働きがあると仮設する。
 
           
             齊藤先生も川湯温泉に惚れた一人。

現在新築中の川湯の森病院の院長。
平成19年から川湯の森病院の再建に携わる。
共生会(ともにいきるかい)と銘打って、地元と共に生る頼もしい先生です。
      

3人の栄養士が柔軟な発想でつくった「あたらしい湯治弁当」
 
打ち上げの席にて・・・。

仙台市のライダー、岩井さんから頂いたボジョレーをいただくことに。
シンポジウムのアフターって講演をフィードバックできるから、いいよね。
そして、美味しいお酒をいただきながら、夢を語る。
バイクとアンチエイジングの接点を見つけた気がする。。。いや、見つけた!
 
           
             齊藤院長と加藤社長。

北国からの贈りもの「加藤水産」の加藤社長も参加。
加藤社長も川湯温泉に生まれ育った、川湯思いの一人。
夏には「100km歩こうよ♪大会」を主宰するなど、
精力的に活動している、頼もしい存在。
バイク乗りじゃないけどね。

EZOライダーがお勧めする川湯温泉は「本当に来て良かった」と思わせる場所に。
その熱い思いは多岐にわたり波紋を広げているようである。
バイクに乗って北海道川湯温泉を目指してはいかがでしょう?
 
           
             満天の星空に言葉を失う。

気温はマイナス10度・・・でも、時間を忘れて星空を見上げる。
この満天の星空、清らかな大地を子供たちに残したい。
僕たちの人生・・・・その間に何ができるだろう。
そんな言葉を誰かが言った。。。。
 
 

11月27日(日)
今日はバイクの引き取りに行く。


道中、ライダーとすれ違った!ヤマハTW200だった。
寒いとはいえ、アスファルトが見えていたら疾走るんだ!
 
         
           VF750セイバーが!なぜ?

国道272号線沿いにある、とあるドライブイン。
風化しそうになったVF750セイバーがバイク王国「北海道」を彷彿とさせる。
でも、冬になると寂しい姿になるんだろうな〜。
中標津町のレストランで食事する。

ミスターXに教えてもらったファミリーレストラン「みちのく」さんで食事をする。
ここの料理は全てボリューム満点!!
国道272号線と道道13号線が交わったところにありますよ。
 
           
             実物のサンプルです。

だましなし!!本物の料理のサンプルが並ぶ。
でも、ちょっと異様な感じがする。。。
羅臼町に到着。意外と温かい?

今の時期、羅臼峠は通行止め。川湯を出発して2時間ちょっと。
川湯温泉からは日帰りツーリングのエリアです。
雪は見えるものの気温はプラス5度ほどあった。
 
           
             羅臼の町で大阪に行くカタナを積む。

このカタナ実は限定生産の1000ccのカタナです。
オーナーは夏の仕事を終え、大阪に帰るとか。
ここまで来たら、羅臼観光!

映画 「北の国から」の舞台にもなった、セセキ温泉。
海底から沸き上がる温泉と海水が混ざって程よい温度になるんだそうです。
 
           
             だ・・・ダメだ。。。

なんとなく石が丸くなっている所が湯船のあたり。
満潮?ダメじゃん。。。それ以前に冬季は閉鎖だそうです。
でも、夏は無料で入れるワイルドな温泉と好評です。
 
熊に見える、熊岩。

そのまんま!です。
熊が海に向かって座って、ボ〜っとしているようです。
           
             ここも、無料で入れる温泉。

ここも無料で入れる男女別になった小さい温泉。
でも、やっぱり冬季は閉鎖です。
やっぱ、北海道観光は夏なのかな〜。
      

こんな荒波じゃあね。
 

11月28〜30日
軽トラの車検です。


今日は朝から社用車の持ち込み車検。
夏にはレスキューで出動する軽トラックだ。
 
         
           道道53号線沿いの鶴見台。

画像では分かりにくいが、タンチョウが100羽ほどいた。
タンチョウは渡り鳥ではなく、使くの山に生息する。

レンタルバイクたちとハニーちゃん。

前回のクイズの答え。。。
GPZ1100のオーナーは三三五五の代ちゃんでした。
レンタルバイクたちも川湯で越冬します。。。
 
           
           EZOライダー川湯営業所を後にする。

11月1日から12月末までお休みをいただいています。
ファーブル岡本は内地に行って出稼ぎをしています。
 
この場所、知ってます?


RIDE53で古澤恵さんがクイズを出していた場所です。
な〜にもない国道沿いに「なんじゃこれ!?」のオブジェです。
         
             夕張〜占冠間開通!!

10月末に開通したばかりの夕張〜占冠間。
ほとんどトンネル?って言うぐらいの力作です。
これにより道央道、千歳ジャンクションから、足寄、本別までつながった。
道東へのアクセスがますます良くなったよね!
道東道開通による恩恵?

占冠〜夕張間が開通したお陰で、1時間近く時間が短縮できた。
フェリーまでの時間、余った時間を有意義に使えると思います。
で・・・・苫小牧市のなごみの湯にチャポンと。
 
           
             しばらく、北海道ともお別れ。

1〜2月の冬のアトラクション「スノーモービル」まで北海道を離れます。
内地で北海道にツーリングに行きたいと思うライダーを探します。
そして、バイクの魅力にはまっていく方々を創ってきます。
             

      
夏にはこの道を疾走ろうね。
 
             
今回のEZOライダーレポートを振り返って。
 
今回のシンポジウムに出席させていただいて。
よくこう言う質問を受けます・・・「なぜ?川湯温泉なの?」
答えはいっぱいあります。
まず、北海道ツーリング、しかも北海道ならではの道東ツーリングの拠点になる。
滞在型ツーリングで道東の歴史と文化と温泉を堪能して、身軽にツーリングしていただく。
マイナスイオンは都会の数10倍!!
地域全体がカルデラでパワースポットの上に居るような充実感。
そして今回分かったことは、アンチエイジングに繋がることが分かって来たこと。
ガンや脳卒中、糖尿病に良いとされる環境が全て整っていると言うこと。
だから、いつまでも若々しくバイクライフを楽しんでいただくための場所なんです!!


さらに、不況と呼ばれる時代に突入して幾年か経ちました。
しかし、嘆いているばかりではなく、その中でも試行錯誤を重ねて、この負の連鎖から脱出しようと立ち上がる人々がいます。
今回のシンポジウムは川湯温泉を盛り上げる為だけのシンポジウムだったのかもしれません。
でも、参加する人々の意識のレベルは高く、地域発展こそが自己の生活レベルの向上である!という眼つきだったような気がします。
これは、川湯温泉だけの出来ごとではなく、今の日本に必要な縮図のように感じました。
不況ゆえに仕事が無い。不況だから痛ましい事件が起きる。負のエネルギーは負のエネルギーを引き寄せているのではないでしょうか?
ポジティブシンキングこそが成功に導くとは限りませんが、ネガティブシンキングはマネジメントして乗り切ることで負の連鎖から脱出できそうな気がします。

変わりつつある川湯温泉に負けないように、EZOライダーも確固たる地位を築き、真剣に遊ぶライダーを支援していきます。
EZOライダー川湯営業所は1月、2月は雪の上を滑空するスノーモービルで冬のライディングを提案します。是非、お越しください。
 
高栄運輸株式会社
センム取締役
森山 徳善
 
おしまい。
EZOライダーツーリングレポートのご意見、ご要望をお寄せください。
 
 

EZOライダー川湯営業所ではオリジナルイベントを多数開催します。
ライダーの皆さん!お誘い合わせの上、ご参加ください!

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